[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「申し訳ありません」父に見られぬよう涙をぐっと堪える。 「お前ももう十だ。勉強に本腰をいれねばならない。百姓とは違う」 暫く外出禁止と課題を増やされた。 手伝いをして食事すら取らずに疲れて眠ってしまった自分が確かに悪いが理解と納得は別物だ。 芳准の中で反発心が生まれたが抗う術はない。 出された課題の量と内容に愕然とした。 謹慎期間で出来るわけがない… 当然家庭教師は課題を終わらす事を前提に進めていくので甘えや泣き言を言おうものなら容赦無く叱咤時には打たれることもあった。 疲れで意識が飛びかけた時言われた。 「科挙を受けるとはこういう事です」 俺は既に戦場に立っていたんだ