2024 09,28 17:19 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2014 07,01 00:35 |
|
出会ったのは天災の直後。
治療の為休息と栄養摂取するよう告げたが上の空。 あれから数年無茶をする仲間の診察を終えると思わず口に出た。 「成長したな」 「子供ではないのだが?」 憤慨する仲間に心の中で呟く。 心も体も。拒否した時とは違う。背も伸び必要な筋肉もついている。 医者として嬉しい変化だ。 子供ではないと言いながら3頭身で部屋へ戻る姿に余計な所で能力使うなと言いたい。 あの時の男が井宿か…。 あれだけポンポン術を使う事がどれほど凄い事か治癒力を使う俺には分かる。 術は操るには精神力がものを言う。 この数年間並大抵の苦労ではなかっただろうな。 俺もあの時から成長出来ただろうか。 PR |
|
2014 07,01 00:27 |
|
人の気配に振り返ろうとしたら目を塞がれた。
「だーれだ?」 ため息が出た。 声は柳宿、早く答えろと言わんばかりの手の動きに一瞬で真後ろまで来たあの駿足は翼宿、そして背後には 「美朱に鬼宿、柳宿に翼宿と張宿。何をやってるのだ?」 「柳宿がすごく美味しそうな菓子作ったの。みんなで食べよう」 |
|
2014 07,01 00:25 |
|
いくつもの案は考えていた、想定外だったのは相手の術者の能力。
現状維持では気も体力も削り落とされるだけ。 どうする。 仲間を守る結界も最小限に留めるが紅南へ帰れるかどうか。 どうする! 「鬼宿さん翼宿さん、箕宿を叩いてください!」 凛とした声に力を振り絞る。 仲間がいる |
|
2014 07,01 00:23 |
|
彼の知識の幅はとんでもなく広くて深い。
最初は旅の経験だと思ったが彼自身の考え方は儒教の教えがあり、試しに論語や孟子の話をすると期待以上の答えだった。 だが自分のことは殆ど話さない彼から聞くのは至難だ。 日常会話の途中に「郷試受けたことありますよね」と突然振ると目を見開いた。 胸が高鳴る |
|
2014 07,01 00:17 |
|
気配なく現れたそれに背筋が凍った。 |
|
忍者ブログ [PR] |