2024 09,28 09:29 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2015 11,02 01:57 |
|
短い悲鳴に足元を見るとたまが威嚇していた。相手は
「毬栗なのだ」 勝てるわけもなく恐る恐る手を出しては引っ込め、興奮して逆立った毛がまるで毬のようで笑った。 …最後に栗を食べたのはいつだろう。 そう思うと急に堪らなくなり持てるだけの栗を抱えて笠をかぶった。 土産が夕食になることを願って。 *** お題、秋 PR |
|
2014 07,15 00:09 |
|
冷たく追い返すと青い顔で頭を下げ下界へ降りた。
心配そうに大鏡を見る娘娘と笑みを浮かべる太一君。 本当に使いこなしたいのならここに来るべきではない。 奥底では分かってはいるだろうが実行出来ない弱さと甘え。 不安定な精神は危険でしかない。 それでも 「お前が学ぶべき事は人間の中にあるはずじゃ」 *** こんな風に追い返された太一君を頼れなくなるだろうなぁ。 太一君もそれを分かってて言ったと思うと最終警告みたいな感じかも。 こういうssが思いつくということはやっぱり私は井宿に人間として生きてほしいんだなぁと思った。 井宿が学ぶものは地上にいっぱいあると思う! |
|
2014 07,06 23:27 |
|
ルールは簡単。タッチされたら負けだ。
後半からの参加とはいえ残ったのは頭と僧侶。 分野は違えど鬼ごっこは互いに得意。 対峙しニヤリと笑う頭に僧侶は回避法を思案する。 このままでは負けだ。 気配で動きを先読みし躱す。そのまま全力疾走。 この先は来る時に通った道。 頭の地の詳しさを逆手にとる。 *** 気配が近い、追いつかれる。 目的地は近い…見つけた! 山賊の罠を引っ掛け即座に避け、 てこの原理で引っ張り上がる縄を掴み木の上へ飛び移り眼下の頭を確認、気を完全に消す。荒い息を整えながら次の策をねる。 直接の勝負は無理だ… 目を頼りに追う頭は早く勝負をつけたいはずだ。 ならば頭の出方は *** お題:井宿と誰かで追いかけっこ。 |
|
2014 07,04 23:31 |
|
紅南の夏は暑い。
袈裟が太陽の熱を持って暑く汗が流れるが脱ぐという選択肢はない。 北に行こうかと思った時誘われた。 山に入ると太陽が木々に遮られ比較的涼しいが 「なんやねんその暑苦しい格好は」 山の中を走っていたのだろう荒れた息と汗だくの屈強な山賊たち。 「翼宿には言われたくないのだ」 |
|
2014 07,01 00:45 |
|
誰にだって一人になりたいときがある。
人間にも猫にも。 ふわりと人の輪から離れて行ったのを何度見逃してやったと思ってるんだ… 「たま、どこに行ったのだ?魚が焼けたのだ」 まったく、気は読めるくせに空気は読めないやつだ。 腹が立つから爪をたてたら狐目を丸くした。 いい気味だ。 |
|
忍者ブログ [PR] |